
身体運動研究
様々な機器を用いて人の身体動作のバイオメカニクスや生理学実験を行うことで,日常生活の運動・動作や,健康増進のための運動,ライフスタイルの改善,スポーツパフォーマンスの改善などに生かしていきます.フィールドは体育館や実際の競技現場あるいは日常生活です.
環境制御室
新習志野キャンパスの8号館1階には,温度,湿度,酸素濃度をコントロールできる環境制御室があります.
さらにここには,トレッドミル,自転車エルゴメータ,ハンドエルゴメータがあり,あらゆる身体運動に対応しています.
環境制御室では,環境と運動の関連について研究を行うことができます.


身体行動・疫学研究
主に実験室などを用いない研究として,人の日常生活上の行動をモニターして,それを解析する研究を行なっています.
子供,成人,高齢者などの生活をモニターし,健康に向けたよりよい社会環境づくりについて考えていきます.
心理学・健康科学研究
人の健康は心身ともに影響を受けます.さらには社会的要素や経済的要素の影響も受けます.
様々なイベントや環境に対して人の心身はどのような影響を受けるのでしょうか?アンケート調査などを通して人のWell-beingやWell-doingのあるべき姿などについて考えていきます.


女性とライフイベント
人が生きていく上では,生涯をとおして様々な女性特有のライフイベントがあります.それぞれのライフイベントをきっかけに人生が大きく変容していきますが,それをどのように過ごし,どのように乗り越え,どのように充実した人生を送ることができるのか,より良い方法について考えていきます.
実験用水槽
陸上環境と水中環境での計測を実現します.
水中環境は水の物理的特性により身体運動時には動作,筋活動,呼吸,体温など,様々な影響を身体に及ぼします.
人が水中環境で運動する際に,どのような影響があるのかについて研究を行うことができます.


生化学研究
主にマウスやラットを用いた研究を行っています.
人では計測できないこと(解剖を要する,厳密なコントロールが要求される)を行うために,動物を用いた研究を行います.
人ではありませんが,生き物を使った研究ですので,非常に神経を使う研究ですが,人類の役に立つ重要な研究を行なっています.
話題のiPS細胞や,遺伝子などもこの研究領域の一部です.
授業研究
体育教室が担当する授業では,授業そのものが研究対象になることがあります.体育教室全体をあげて「大学体育とは何か」「大学体育はどうあるべきか」について研究を行なっています.
特に,千葉工業大学の「スポーツ科学」は,卒業必修単位であり,さらに1年生での単位取得が望ましいとされています.千葉工業大学では「スポーツ科学」を「人間力養成」分野の1科目として位置づけており,スポーツによって技術や体力をつけたり健康になることよりも,スポーツが持つ特性を生かして,人間力を養成するための授業および研究を行なっています.


オープンキャンパス
毎年数回行われる千葉工業大学のオープンキャンパスでは教育センターの紹介イベント内で体育教室独自の紹介・展示を行っており,そこではパネルによる教室コンセプトや写真・動画を用いた授業風景の紹介を見ることができたり,もちろん直接,体育教室の教員と話をすることができます.
オープンキャンパスの時期によっては体育教室で最もホットな話題をもとにした簡単な実験計測を体験することもできます.オープンキャンパスはこれから入学を考えている高校生はもちろん,広く一般の方々も無料で入場可能です.
詳しい場所・日程は千葉工業大学の HP を参考にして下さい.
公開講座
「健康で美しく痩せるためのエクササイズの理論と実践〜さらばメタボ!〜」
この公開講座プログラムは,2013年の 5 月に千葉工業大学の講義室および体育施設を用いて実施されました.特に,食事と栄養のバランス,消費エネルギの求め方を中心とした講義形式の授業と,安全で楽しくできる有酸素運動や筋力トレーニングを皆さんで実践する実技形式の授業の両方で構成されています.
講義では現時点での最先端の健康科学に関する知識を学び,実技では身近にあるものを使った身体トレーニングや,心拍計を使った運動中の心拍測定,さらには参加者全員で行うレクリエーションエクササイズなど,様々な魅力的なプログラムが準備されています.
また,公開講座では千葉工業大学の学生アルバイトが講座補助員として参加しています.教員だけではなく学生さんたちともコミュニケーションをとることで,「若い力」を身につけ,かつ彼らにも良い社会経験になっています.
